カレーについて   カレーとは カレーの歴史 世界各国のカレー

カレーについての歴史、世界のカレー、日本のカレーやカレーライスとライスカレーの違いなど簡単に説明いたします。

カレーとは  カレーの語源

カレーは、インド料理の特徴である複数の香辛料を使って食材を味付けする料理を欧米人がカレーと呼ぶようになりました。カレーの語源は幾つかあり、インド南部地域のタミール語で汁を意味する「カリ」や、ヒンディー語で「香り高いもの」という意味の「ターカリー」など様々な説があります。

カレーの歴史

カレーは18世紀、インドからイギリスに伝わりました。その頃イギリスはインドを植民地として支配しており、ベンガル地方の総督だったイギリス人が紹介したと言われています。そして19世紀にイギリスで初めてカレー粉が作られました。日本では、明治時代の初めにイギリスから、イギリス料理として伝わり、明治時代以降に広まりました。1926年(大正15年)にハウス食品が、カレー粉・小麦粉・油脂・旨味成分などを固形化した「インスタント・カレールウ」を「ホームカレー粉」の商品名で初めて発売、1945年(昭和20年)にはオリエンタルが炒めた小麦粉にカレー粉を加えた「オリエンタル即席カレー」を発売し、1950年以降からオリエンタル、キンケイ、ベル、エスビー食品 江崎グリコなど各メーカーの販売合戦が激化し始めました。現在ではカレーは国民的な食べ物として子供から大人まで幅広く人気があります。

世界のカレー 各国のカレー

インドカレー

カレー発祥の地であるインドカレー。ナンと呼ばれる薄いパンにつけて食べます。また、牛肉、豚肉は食べませんので、代わりに野菜や鶏肉、羊肉、魚などの食材を使用します。インドカレーの種類はチキン・カレー マトンカレー キーマ・カレー ムーング・ダールなどがあります。

タイカレー

タイではカレーのことをゲーンと呼びます。タイカレーはスープ状で、様々な香辛料やココナッツミルク、肉・魚介類、野菜や果物などから作られます。タイカレーの種類はグリーンカレー、レッドカレーイエローカレーなどがあります。

スリランカカレー

スリランカではカレーは煮込み料理全般のことを言います。スリランカのカレーはインドカレーに似て汁気の多いカレーになり、国民料理のライス・アンド・カレーは米飯と煮込み料理数種、パーパド、チャツネのセットを指します。スリランカは魚の煮込み料理が多く、モルジブフィッシュという干し魚で味付けすます。魚以外では、ダールやパラミツ、野菜、鶏肉、牛肉も使われます。

パキスタンカレー

パキスタンのカレーは、インドに近いこともありインドカレーに似たスープの多いカレーとなります。また、イスラム教徒が多い国なので、肉類は羊と牛をメインに食べます。

イギリスのカレー

イギリスのカレー航海中、シチューに入れる牛乳の代わりに日持ちのするカレーの香辛料を使ったのがイギリス的なカレーの由来とされています。イギリスのカレーは小麦粉でとろみをつけ、フルーツの甘味に包まれたマイルドな味です。ちなみにカレー粉はイギリスが発祥となります。

日本のカレー

日本のカレーは明治時代にイギリスから、イギリス料理として伝わりました。インドカレーに比べてとろみが強く、飯の上に掛けて食べるのが主流です。カレーは国民的な料理として人気が高く、カレーライス以外にカレーパンやカレーうどんスープカレーなど日本独自にアレンジされています。

カレーライスとライスカレーの違い

ご飯の上に予めカレールーが掛けられているのをカレーライス、カレールーがソースポットなど別に提供されてくるのをライスカレーとされています。

カレーライスに福神漬け 歴史

福神漬けは、大正時代に日本郵船のコックがヨーロッパ航路客船で、一等船客にカレーライスを出す際に添えられたのが始まりとされています。口直しや触感、カレーとの相性からカレーと福神漬けの組み合わせは広まり、今では当たり前のようにセットとして付います。

カレーのイベント

神田カレーグランプリ

下北沢カレーフェスティバル

よこすかカレーフェスティバル

護衛艦カレーナンバー1グランプリ(海上自衛隊のカレーイベント)

石川県ご当地カレー選手権

土浦カレーフェスティバル


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